こんにちは。就活支援マー君です。就職活動は順調でしょうか?
そんなみなさんに今回はウェブテストに向けた準備や対策、知識を網羅したいと思います
目次
ウェブテストとは
ウェブテストの種類と特徴
・SPI
・玉手箱
・GAB
・TG-web
・デザイン思考テスト
・TAL
ウェブテストの対策
・知識編
・パーソナリティ編
ウェブテストのウラバナシ
ウェブテストとは
そもそもウェブテストとは、就職活動の一環として行われるオンライン上での試験のことです。企業は、応募者のスキルや知識を測るために、ウェブテストを導入しています。このテストでは、一般的には論述式の質問や選択肢を含む問題が出題され、一定の時間内に回答する必要があります。
ウェブテストは、以下のようなメリットがあります。まず、場所や時間に縛られずに受験できるため、自宅や図書館など自分の都合の良い場所で受けることができます。また、オンライン上で行われるため、遠隔地にいる企業のテストにも受験することが可能です。しかし、最近では解答集と呼ばれるものが出回り始めたため企業は対策として、リアル会場(テストセンター)で行うテストや、論述式のデザイン思考テストといった、解答集では対策不可能のテスト形式が増え始めています。
一方で、ウェブテストにはもちろん、注意点もあります。インターネット接続やテクニカルな問題が発生する可能性があるため、事前に十分な準備を行うことが重要です。テストの種類によっては、一度回線が落ちてしまうとサポートセンターに電話をして対応をしてもらわないといけなくなるので要注意です。もちろんこの場合は、最初から再受験となるので労力も時間も使うことになります。また、制限時間内に回答するため、時間管理やスピードが求められます。
ウェブテストの種類と特徴
一般的なウェブテストには以下のものがあります。
SPI
最もオーソドックスな試験です。
比較的に人気のある企業で採用されている傾向があります。
認知能力や言語能力、数学的思考力、判断力などを評価します。各問題に対して制限時間が設けられており、「解答時間」「正答率」などによって問題が異なってきます。
自宅受験ができるSPIもありますが、最近だとリアル会場のテストセンター形式も存在します。
テストセンター方式では一般的に「言語」「非言語」問題それぞれで七段階評価がされていると言われており、以下のような偏差値帯であるとされています。
大手企業を狙っている学生は両方評価5以上を目指したいところです。
この評価というものは結果として開示されませんが、ある程度自分の評価を推定できる方法があります。
言語
言語の分野では一般的に高水準であると以下の傾向があります。
- 長文問題の出現
- 長文問題に「空欄補充問題」がある
- 非言語分野の最初が4タブ問題
長文問題は、それまでの言語問題の正答率によって出現したり、出現数が異なり、言語の段階では以下のような評価であると推測されます。
長文問題にはさらに推測する手段があり、「空欄補充問題」が出現することです。また空欄補充問題にも、4文字や8文字といった補充文字数が異なる問題があり、補充文字数が多いと高評価でもあります。8文字補充がでたら最高評価であると思っても良いでしょう
また非言語が4タブ問題といい、一つの設問に対して4つの小問が設けられている形式の問題が、非言語分野の一問目に当たると評価は5以上であると言われています。
非言語
非言語分野では一般的に高水準であると以下の傾向があります。
- 推論問題
- 推論問題であり、チェックボックス形式
- 2タブ〜4タブの問題が連続する
非言語分野は言語分野ほどハッキリとした、評価の推測が難しいです。
推論問題といった、「コレ!」といった答えではなく、図や表から数値の傾向などを読み取る問題は難易度が高く、評価も高いと言われています。
また前述したようなタブ問題が連続しているときも評価は高いと思っても良いでしょう。
最高評価の場合は4タブ問題が連続すると聞いたこともあります。
SPIは過去の成績データを他企業で使用することができます。ゆえに高水準の推定をできるようにすれば最高評価を獲得したテスト使いまわすこともでき、時間の節約にもなるので評価基準は覚えておきましょう。
玉手箱
自宅受験の定番のウェブテストです。
大手企業は基本的に採用をしています。
テストセンターのように現地に出向く必要もなく、就活生的には一番ありがたいテスト形式であります。
さらに、問題も同じようなものが出題される傾向があるので答えが覚えやすい、かつ制限時間は設けられていますが、SPIのように設問ごとではなく全体での制限時間なので、一気に解き終わって制限時間を持て余すこともできます。
SPIのように言語、非言語両分野において評価軸はなく、正答率に左右されると考えられます。
GAB
玉手箱と同様な形式のテストです。
こちらはテストセンター形式が採用されている場合もあり、主に総合商社や専門商社などがテストとして採用しています。
TG-web
採用企業は少なめではありますが、大手志望の学生であれば何回は目にすると思います。私の記憶する限りでは三菱地所などが採用しているテストです。
このテストも、言語分野、非言語分野に分かれていますが、問題も10〜16問と少なく、比較的早く終わるテストです。
問題のタイプとして言語分野は、長文問題であり、筆者の考えを選ぶ問題、文章を正しくするために並び替える問題など様々です。非言語分野は、サイコロの展開図から正しいものを選ぶものや暗号を解読する問題といった個性的な問題が多いです。
TG-webもこれといった評価基準はありませんが、制限時間が短い点には気をつけましょう。
デザイン思考テスト
こちらは筆記タイプの珍しいテストです。
採用企業は三井不動産、住友商事、三井住友信託銀行などです。
デザイン思考テストとは、イノベーション創発に必要とされている、共感・問題定義・アイデア創造・プロトタイプ・テストを自らが発し、事業を創造していく力を測定するテストです。
難しい言葉ばかりですが、要は「AIが発達した現代において、人間にしかできない創造」の力を測定するテストです。
AIは目的に向かって何かを実行することができますが、何かを創造することは難しいです。そこで人間にしかできない、「創造」という力を測るということです。
このテストは、自分の解答を他の受験者に採点してもらう、同様に自分も採点をするテストでもあります。
テストは「創造セッション」と「評価セッション」の二つに分けられています。
創造セッションでは「いつ」「誰が」「どうしたい」の三つの選択肢から、自分が考えたシーンに沿って画期的なアイデアを考案します。
評価セッションでは他の受験者のアイデアに対して評価をします。
評価基準やスコアに関しては明確な基準が公表されていませんが、創造セッションでは「数」を多く回答するよりも「質」を意識するほうが評価がよくなることは公表されています。
受験する際は量よりも「質」を意識するようにしましょう。
またデザイン思考テストに関しては、お試し受験やイベントを定期的に開催しています。私の大学では、受験が1回無料となるコードも配布されていたので、企業情報や大学の就職相談センターなどでチェックすることをお勧めします。
TALテスト
簡単な性格診断のテストです。よく言われるのは「サイコパス診断」です。
問題はいたって一般的な性格診断と図形の配置問題ですが、たまに「あなたが手に乗せた卵はどのような状態か」「自販機から商品が出てこなかった時のあなたの対応は」といった、奇異な問題があります。
通過率はかなり高いことで有名ですが、まれにサイコパスは落とされるテストなので不安な方は受験の前にネット上で転がっている対策を探してみることをお勧めします。性格診断、図形配置問題それぞれの要点が掲載されていると思います
以上が代表的なウェブテストになります。それぞれ事前に対策が必要なものもあるので、準備することをオススメします
その他の独自テスト
一番厄介なのが独自のテストを設けているパターンです。
もちろん、企業が独自で作成しているテストなので他企業の選考で練習はできません。
傾向も対策も情報が一切で回らないために、Twitterやコミュニティで情報交換を呼びかける必要があります。
下記のウェブテストのウラバナシでも記載していますが、「テストセンター受験可能企業」は貴重な情報なので、手中に収めておくことは情報を得るのに役に立つかもしれません。
しかし、全く対策ができなかったとしても、SPIや玉手箱が解ければ答えられる範囲のような問題なので、結局は基礎が大事なわけです。(受験勉強と一緒)
webテストの対策
知識編
テストセンター形式では、個人の知識が問われます。
もちろんいたって簡単な問題もあれば時間をかければ解ける問題もあります。しかし、国語が苦手な人にとっては言語問題が、数学が苦手な人にとっては非言語問題がネックになりえます。
ですが、安心してください。
ウェブテストに関しては、練習すれば必ず成績が伸びますし、結果は必ずついてきます。
SPIの対策
SPIは特に対策、練習を積む必要がありますが本気でやれば2ヶ月で相当高い水準まで持っていくことができます。
簡単な方法ですが、「参考書を3周するだけ」です。
たくさんの先輩や同期からも聞きますが、大手に行った人たちはこの言葉を必ず発していましたし、私自身も一冊を仕上げただけで高水準まで達することができました。
ウェブテストの参考書全てに共通するのですが、購入の前に以下のポイントを押さえていただきたいです。
・発行年数は新しいものか
・自分の勉強方法に合っているか
・解説が網羅されているか
以上の点はしっかり確認していただきたいです。
特に、発行年数に関しては毎年発行されているので、1年前のものまでなら問題ないと思いますが、それ以上前のものであると形式やタイプが異なってくるので、メルカリや古本を購入する際は注意が必要です。
SPIオススメの対策本
これは私が実際に使っていた参考書です。とにかく問題数が多いのと、コツが網羅されている点がお勧めです。(あと安い)
こんな人に買って欲しい
・問題数が多く、練習を積むことができる。
・素早く解くコツなどを学びたい人
・練習したい分野を効率よく練習できる
・頻出問題から練習ができる
頻出度が掲載されており、重要度の高いものから練習ができ、分野もしっかり分かれているため、苦手な分野から効率よく練習が積めます。
玉手箱、GABの対策
玉手箱とGABの対策は非常に難しいです。なぜなら、言語問題が曖昧なものが多いからです。
非言語問題は基本的な問題もあり、練習をこなせば難しくありません。しかし、言語問題に関しては、ハッキリとした答えが導きにくいかつ、その正答もわからないため、ボヤけた形で練習を進めることになってしまいます。
SPIよりも対策は必要ありませんが、難しいのは確かです。
玉手箱オススメの対策本
これが本当のWebテストだ!(1) 2025年度版 【玉手箱・C-GAB編】 (本当の就職テスト)
玉手箱の対策をしたい方はこちらのテキストが一番良書です。実践に近い形であり、同時にGABの対策も可能なので、対策をする方は購入をお勧めします。
デザイン思考テストの対策
デザイン思考テストの対策としては、とにかく「実践」をすることと「考え方を柔軟にする」の二つだと考えます。
上記のテストとは異なり、筆記式であり正解がありません。また、就活生の「アイデア」に依存するために、他の人とは異なった視点を持って、インパクトのあるアイデアを提案する必要があります。
実践のオススメとしては、各企業のデザイン思考テストを受験することと、その後に案内されるデザイン思考フェスに参加することです。デザイン思考フェスは受験後に案内が来るとは思いますが、デザイン思考という考え方を根本から学んだり、社会での必要性を学ぶことができます。
特にこれといった、対策テキストは存在しないのですがデザイン思考テストの公式本として、HPで紹介されているものは下記のものです。
破壊的イノベーションの起こし方: 誰でも使えるアイデア創出フレームワーク
イノベーションとデザイン思考とは何か、必要性が記載されています。学生にとって、多角的な視点、「インパクトのあるアイデア」の考案につながると思うので、時間がある方は手に取ってみてください。
パーソナリティ編
SPIや玉手箱の後半には性格テストがあります。
当たり前ですが、正解はありません(笑)
自分自身を嘘偽りなく、答えれば問題ありません。
ここで質問の回答で一貫性がなくブレていたり、面接で話していることと一致していないと選考通過の可能性が下がってしまうので、意識するようにしてください。
玉手箱の性格テストのオススメの方法としては、面倒ではありますが性格テストの自分の解答を写真で収めておくことです。
玉手箱の性格テストは問題も、順番も全く変わらないので、一度撮った写真を見比べながら解答することができるので、労力の削減ができます。
ウェブテストのウラバナシ
玉手箱の練習方法は接続を切る。
玉手箱は接続が切れると、再受験になります。逆を言えば、接続を切れば再受験ができるということなので、練習をしたい場合は企業のウェブテスト受験の際に接続を切れば、最初から問題を解くことができます。
SPIのテストセンターは絶対に御茶ノ水
都内の就活生はテストセンターの選択肢として、代々木か御茶ノ水の選択肢があると思います。
ぶっちゃけ御茶ノ水以外の選択肢はないです。理由は、綺麗かつ静かなところです。
代々木は行けば理由がわかります。(笑)
テストセンターは1日に2回受験で高水準
テストセンター問題は同じ問題が出題されがちです。
なので、1日で1回目の記憶があるうちに2度目受験すると高水準の結果を得られやすいです。総合商社志望の学生がよく使っている方法です。
確かですが、各受験回で間に一定時間ブランクを設けないと行けなかったはずなので、注意してください。
テストセンター受験可能企業の情報は貴重
情報戦である就活において重宝されるのはテストセンター受験可能企業です。
大手を目指す学生は何度も受験をして、高水準の結果がでるまで通い続けます。
個人で受験するとお金がかかりますが、企業からの案内だとテストセンターが無料で受けられます。
ゆえに、一般に出回っていないテストセンター受験可能企業を知ったときには、情報交換の最強の手札だと思ってください。
下手にネットに流すと後悔します。
解答集はほどほどに
ネットにゴロゴロ解答集は転がっています。
もちろん公式では使用は禁止ですが、半分以上の就活生は使用しているのかと
注意するのはほどほどにということです。
昨年、ウェブテストで不正をし書類送検された学生がいました。今年はどのようなことが起きるか考えられないので、各々が注意する必要があります。
もし解答集を使うのであれば自己作成が一番安心かと思います。
就職活動の第一関門であるウェブテスト!!
こんなところで落とされていては次へ進めない。
時間があるうちから少しずつ勉強を始めていき、ライバルと差を広げていこう。
検討を祈る!
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